この記事の信頼性について
- エックスサーバーとAFFINGER6を使って、PSIを98点取得した経験があります。
- そんな私が、エックスサーバーに関する疑問を解説します。
- 読者に有益な情報となり、少しでも読者の日々の生活を明るくできるよう心がけて執筆します。
エックスサーバーの高速化設定の方法を知りたい。
この疑問を解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「エックスサーバーの高速化設定まとめ」を読めば、初心者でも簡単にブログを高速化できますよ。
実際にエックスサーバーの高速化設定をして、プラグインの最適化と合わせるとPSI98点を取得できました。
記事前半では「エックスサーバーの高速化まとめ」を、記事後半では「PSI98点を取得できた経緯」を解説するのでじっくり読んでくださいね。
目次は次の通りです。
・エックスサーバーの高速化設定まとめ
Web表示の高速化はSEOに良い影響を与えます。
また、Web表示が高速だと、読者の離脱が減って、コンバージョンが向上することも分かっています。
そんな中、高速なサーバーを探している人も多いはずです。
エックスサーバーは、高速なサーバーとして知られ、人気があります。
例えば、エックスサーバーには、高速化のための下記仕様があります。
- KUSANAGIのWordPress高速化技術
- 「オールNVMe」RAID10構成
- 第4世代「AMD EPYCTM」採用
- 「リソース保証機能」を導入
- サーバーソフトにnginxを採用
- HTTP/2をサポート
また、エックスサーバーでは高速化のための設定は下記機能があります。
- Xアクセラレータ
- サーバーキャッシュ設定
- ブラウザキャッシュ設定
- XPageSpeed
エックスサーバーと契約したら、上記の高速化設定を行っていきましょう。
・Xアクセラレータ
Xアクセラレータは、静的キャッシュの利用やPHPプログラムの処理速度の改善を行い、Webサイトを高速・安定化するための機能です。
設定は、下記から選べます。
- Xアクセラレータ Ver.1 … 静的ファイルの高速化(キャッシュ)
- Xアクセラレータ Ver.2 … 静的ファイルの高速化(キャッシュ)+PHPプログラムの高速化
静的キャッシュの利用では、静的ファイルの高速化と同時アクセス数の拡張が行われます。
また、PHPプログラム処理速度の改善では、PHPプログラムの処理速度を最大20倍まで向上させます。
これにより、
- ページ読み込み速度の向上
- サーバー負荷の軽減
などのメリットがあります。
高速化設定する方法は、エックスサーバーのサーバーパネルにログイン後、Xアクセラレータの項目をクリックします。
設定対象のドメインを選択すると、下記画面が表示されます。
WordPressを使う際は、必ずエックスアクセラレータVer.2をONにすることをお勧めします。
使用上の注意点としては、一部のWordPressプラグインがエックスアクセラレータと競合する可能性があります。
特に他のキャッシュプラグインを利用している場合は、動作確認を行い、競合を避けるための設定を調整する必要があります。
サイトのパフォーマンスを確認するために、Google PageSpeed Insightsなどのデバッグツールを使用して、エックスアクセラレータが正常に機能しているかを確認すると良いでしょう。
・サーバーキャッシュ設定
サーバーキャッシュを有効化することで、WEBサイト上のすべてのファイルをキャッシュして、高速化と同時アクセス数の拡張が行われます。
サーバーキャッシュ設定の方法は、エックスサーバーのサーバーパネルにログイン後、サーバーキャッシュ設定の項目をクリックします。
設定対象のドメインを選択すると、下記画面が表示されます。
サーバーキャッシュ設定を有効にすることで、以下のファイルは2分間キャッシュされるようになります。
.css .js .jpeg .jpg .gif .png .svg .svgz .wbmp .webp .ico .jng .bmp .3gpp .3gp .ts .mp4 .mpeg .mpg .mov .webm .flv .m4v .mng .asx .asf .wmv .avi .mid .midi .kar .mp3 .ogg .m4a .ra .woff .woff2 .ttf .otf .eot
なお、上記以外は1分間のキャッシュになります。
・ブラウザキャッシュ設定
ブラウザキャッシュ設定は、ブラウザ側のキャッシュ利用を有効にすることができます。
ブラウザキャッシュは、ウェブブラウザが一時的にウェブページのデータを保存する仕組みのことを指します。
これにより、同じウェブページに再度アクセスする際に、サーバーから全てのデータを再取得する必要がなく、ページの読み込み速度が向上します。
ブラウザキャッシュの方法は、エックスサーバーのサーバーパネルにログイン後、ブラウザキャッシュ設定の項目をクリックします。
設定対象のドメインを選択すると、下記画面が表示されます。
3つの機能において、ONやOFFが可能です。
ブラウザキャッシュ設定 | 解説 |
---|---|
ON[全ての静的ファイル]※推奨設定 | CSS/JavaScriptを含む全ての静的ファイルに対してブラウザキャッシュ設定が有効になります。 対象ファイル(拡張子) .css .js .jpeg .jpg .gif .png .svg .svgz .wbmp .webp .ico .jng .bmp .3gpp .3gp .ts .mp4 .mpeg .mpg .mov .webm .flv .m4v .mng .asx .asf .wmv .avi .mid .midi .kar .mp3 .ogg .m4a .ra .woff .woff2 .ttf .otf .eot |
ON[CSS/JavaScript以外] | CSS(.css)、JavaScript(.js)を除く静的ファイルに対してブラウザキャッシュ設定が有効になります。 |
OFF | 全てファイルに対してブラウザキャッシュ設定が無効になります |
ブラウザキャッシュの設定[全ての静的ファイル]をONにします。※推奨設定
・XPageSpeed設定
「XPageSpeed」は、Googleが開発した拡張モジュール「PageSpeed Module」をもとに、エックスサーバーが開発したWebサイト最適化機能です。
- 画像・CSS・JavaScriptなどのファイルを圧縮してデータ転送量を削減できる
- 同種のファイルを一つにまとめて無駄な通信を削減する
など、Webサイト表示におけるSEO(検索エンジン最適化)のための最適化処理をワンクリックで適用できます。
XPageSpeed設定は、エックスサーバーのサーバーパネルにログイン後、XPageSpeed設定の項目をクリックします。
設定対象のドメインを選択すると、下記画面が表示されます。
XpageSpeedの設定項目は下記。
XPageSpeedの設定項目 | 説明 |
---|---|
画像最適化 | 最適な画像変換と圧縮により、画像読み込み速度を向上させる。 |
画像遅延読み込み | 画像の読み込みをコンテンツ表示後に行うことでページの読み込み速度を向上させる。 |
CSS最適化 | 複数のCSSをまとめて最適に変換することでページの読み込み速度を向上させる。 |
CSS遅延読み込み | 一部のCSSの読み込みをコンテンツ表示後に行うことでページの読み込み速度を向上させる。 |
JavaScript最適化 | 複数のJavaScriptをまとめて最適に変換することでページの読み込み速度を向上させる。 |
JavaScript遅延読み込み | JavaScriptの読み込みをコンテンツ表示後に行うことでページの読み込み速度を向上させる。 |
使っているWordPressテーマや最適化プラグインによって相性があるので、上記項目をXPageSpeedの機能をON,OFFをして試しながら、自分のブログに最適な設定にする必要があります。
・PSI98点を取得できた経緯
Google PageSpeed Insightsは、ウェブページのパフォーマンスを分析し、改善のための具体的な提案を提供するツールです。
このツールは、ウェブページの読み込み速度やパフォーマンスに関するさまざまな指標を評価し、デスクトップおよびモバイル環境でのパフォーマンスを個別にスコアリングします。
僕が携帯電話でPSI98点を取得できた経緯を解説します。
・使っているテーマはAFFINGER6
使っているWordPressテーマはAFFINGER6です。
AFFINGER6は稼ぐに特化した有料のプラグインです。
僕はこのテーマを使って、PSI98点を取得することができました。
しかし、最初からうまくいったわけではありません。
試行錯誤がありました。
エックスサーバーのサーバー側での最適化設定だけでは、PSI90点以上を取得できない場合があります。
・PHPを最新版にした
僕は長らくWordPressテーマの更新を行っておらず、動作環境のPHPが7.4のままでした。
エックスサーバーではPHP8.1が推奨されていたのに、PHP8.1を使えなかったのです。
しかし、WordPressテーマを最新版にアップデートすることで、動作環境がPHP8.1となり、ようやくエックスサーバー推奨のPHPを使うことができました。
このように、WordPressテーマのアップデートとPHPのアップデートはこまめにしておくことをおすすめします。
エックスサーバー上でPHP Ver.(バージョン)を切替することが可能です。
方法は、エックスサーバーのサーバーパネルにログインして、PHP Ver.切替をクリックします。
次の設定画面でPHPのバージョンを切替ることが可能です。
・WordPressプラグインの最適化をした
例えば、表示1ページ目の画像の配置が問題になるケースがあります。
画像を配置すると、読み込みに時間がかかってしまったりします。
WebPという最新の画像形式に置き換えることで、だいぶPSIの数値が改善されました。
WebPに変換するプラグインは無料でありますよ。
このほかWordPressのプラグインで最適化をする必要もあります。
AFFINGERのプラグイン最適化の方法を下記記事で解説しています。
AFFINGERのプラグイン最適化の方法!37点から93点に【PageSpeed Insightsのモバイル】
結果が見えるサイト運営に
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- AFFINGERタグ管理マネージャー4
- PVモニター
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※上記追加プラグインのセットの使用には別売りのAFFINGER6(WordPressテーマ)が必要です
・まとめ「エックスサーバーの高速化設定の方法まとめ!PSI98点を取得した僕が解説」
エックスサーバーの高速化設定の方法まとめを解説しました。
エックスサーバーのサーバー側で、下記設定ができます。
- Xアクセラレータ
- サーバーキャッシュ設定
- ブラウザキャッシュ設定
- XPageSpeed
WordPressには高速化のためのプラグインは多くありますが、エックスサーバーはサーバー側で高速化設定ができるのはうれしいですね。
以上、参考になれば幸いです。